2010年2月27-28日 第6回 アイスキャンディーカップ。
参加してきました。
まず、はじめに当日お世話になった大会関係者及び選手の皆様ありがとうございました。1年振りにお会いできた方々も多く、夜遅くまで楽しく過ごさせて頂き感謝してます。ルートセッターの江本さんの斬新なアイデアで作られた予選ルートも最高でした。来年は開催がされませんが3年後また皆様と楽しく登れたらと思います。
では以下大会レポートです。
先週までは順調に巨大発達した赤岳鉱泉のアイスキャンディー。
しかし、最後一週間を残し急激に温度が上昇、暖かい日々が続いてしまった。なんと、そして最後に直撃したのは、前日の大雨。
波乱の幕開けとなった。
赤岳山荘の駐車場。深夜の大雨の中到着。すさまじい土砂降りだった。
AM5:30の時点では大粒の雨だったが、夜が明けるとともに小雨になりなんとかなりそうな空模様。関係者の執念が通じたかっ!選手達は皆レインウエアででも登るつもりで入山していた。そんな中、北沢を歩き始め会場の赤岳鉱泉へ向かった。
会場に着くとまず目に飛び込んできたのは見慣れないアイスキャンディーの様子。
バウンダリーが一切無い・・・。
鉱泉で選手受付を済ませ予選開始まで部屋で待機すること2時間。(選手が全員上がって来れなかった為)12時にルート説明が始まった。昨夜は鉱泉の標高でも土砂降りだったらしく、雨で濡れているアイスにはバウンダリー設定用のペンキが書けなかったという。そこでバウンダリー無しの11本のアイスルートを設定。選手はこれを全ルート登り、総タイム順で競う予選方法となった。開始時間は12:30、終了の15:30の3時間で11本をみんなで登りまくることとなった。
「11ピッチ仮想マルチルート早登り予選」とでも言うべくなかなかすごいアイデアの予選。実はこれが結構楽しい予選となったのです。
主催、赤岳鉱泉 柳沢社長のご挨拶。続いてスポンサーのノースフェイスさん、アミノバリューの大塚製薬さんの挨拶が行われた。選手への提供品も多数で感謝でした!
セッターの江本さんから参加選手へ予選ルートの説明が行われる。
招待選手の紹介。
ワールドカップ出場選手のチーム ノースフェイスの皆様とアルパインクライマーの佐藤裕介選手の紹介。
左から
崔 錫文 選手 (Korea)
朴 喜勇 選手(Korea:PARK HEE YONG/IWCでMARKUSを破り優勝)
李 明姫 選手 (Korea)
高橋 恵 選手(北海道:Megumi Takahashi /IWCで6位入賞)
奈良 誠之 選手 (北海道:Masayuki Nara)
佐藤 裕介 選手 (GRI-GRI BOYS:Yusuke Sato)
このすごい顔ぶれの中、予選が開始されました。
PARK HEE YONG選手の登り。メチャはやいです。
最速ルートは20秒台で登ってたと思います。
女子アイスマスターの石原選手
11本登り続けるという・・怒涛のアイスクライミング予選でした。
皆7-10本近く登り最後30分を残した頃から、ちらほらテンションを掛けてしまう選手も出てきてたり、自分も11本目にはヘロヘロでしたが何とかノーテンで終了。
予選が終わって韓国の選手達と記念撮影。
この後、壁はすぐさま決勝ルートを設定するために選手は全員宿舎へ撤収。予選結果を夜まで待つことになります。時間にしてまだ4時。
結果発表の夕食まで4時間、その為、宴会はなんと夕方からはじまってしまったのです。
続く